ポンヌフの愚人

ベイブリッジもレインボーブリッジもガキのおもちゃだ。圧巻・瀬戸大橋。

■新橋駅前のビルに、ポンヌフという老舗洋食屋がある。人に聞いたが、フランス語で「ポン」は「橋」、ヌフは「新」。だからというのが由来だそうな。


■仕事とは裏腹に普段あまりテレビを見ないが、それでも志田未来がいろんな番組で「ツナが好き」と公言しているのは少なくとも3番組以上で見た。恐るべし、小公女ツナ。


■絶望とも孤独とも自称するには陶酔が過ぎる。ただ杜撰で偏屈な愚か者であることをどっぷりと自覚し、ひらすら恥ずかしい・情けないとおもうべきだ。最も自分を裏切るのは自分だ。だけど屈辱のない人生に雪辱もないだろう。


■憂鬱をひきずったまま広島まで再度撮影へ。別件で愛媛へも行った。
愛媛ナンバーは、「愛」の字がしっかりしているのとフニャッとしているのがあって後者のほうが好きだ。


■愛媛までは岡山経由で行ったのだが、帰りの新幹線で読了。

あの子の考えることは変

あの子の考えることは変


■普段あまりテレビを見ないがロケ中は夜もテレビを見る時間がおのずと増える。『Qさま』の宮崎淑子ってなんだかとてつもなく凄いのな。


■ピンチになったら潤と飲む。こいつにあって僕にないのは知識と理論、そして集中力だ。もしかしたらそれらは総称して愛とでも呼べるのかも知れない。あらゆる対象への愛が、圧倒的に潤には負ける。
10年前に出会った素晴らしい友人たちにはどいつもこいつも特性があって、そのどれもが僕には決定的に欠落していた。その劣等感・後ろめたさを埋めるために、なんとかそういった人たちに友達でいつづけてもらうために言い訳を探し信念の欠いた人格を形成してきた10年だったような気がする。


■普段あまりテレビを見ないが、新ドラマの『JIN』は初回と第二回を観ることができて麻生祐未の俳優としての意気にひれ伏してしまう。SFのドラマだから俳優陣もいろいろとつかみづらいのだろうが、麻生祐未の化け様は圧倒的。あと内野聖陽坂本龍馬というのが現時点ですでに福山龍馬よりいいということが予感できてしまってそれはそれでどうかとおもう。


■先々週、何かを作りたかったはずが何も作れないという現実を目の当たりにし、そしたらボロボロと泣けてきた。せっかくⅠさんにポンヌフに連れて行ってもらったのだがハンバーグを食いながらずっと鼻水が垂れっぱなしで味がわからなかった。悪いことをした。

■今がこんなはずじゃなかったのなら、どんなはずだったのだろう。
スーツや企業や信心に対する浅はかな否定のアティテュードから何かを選んだのだから、何かを肯定できるまでの道のりは長い。そんなしっぺ返しの時代だ。



うちの母親は加藤和彦との結婚を目標として上京してきたと以前聞いた。死に方なんて問わず、生きてるうちに作ってくれたものを崇めながらR.I.P


■夏のある時期、仕事で早稲田を訪れ仁とコーヒーを飲んだ。急に呼び出して来てくれた仁は、相変わらず安っぽい格好をしていて(実際は知らないけど)お互い見てくれはあの頃と何も変わっていなかった。
結局僕は、刹那的で本質からかけ離れていたけど自由を選ぶつもりだったのだ。とても愚かしいが、それに気付いてすこし嬉しかったのも現実だ。


■先週を過ぎて、やっと平穏な心に少し戻れた気がする。すると秋が生々しい。