僭越3(SEN-ETSU) 〜 2014年の映画

1. ダラス・バイヤーズクラブ (ジャン=マルク・ヴァレ) 2. 新しき世界(パク・フンジョン) t-size:medium;">t-size:large;">3. ビフォア・ミッドナイト(リチャード・リンクレイター) 4. そこのみにて光輝く(呉美保) 5. her/世界でひとつの彼女(スパ…

僭越2(SEN-ETSU) 〜 2013年の映画

2013年に劇場で鑑賞した作品の記録と、僭越ながら、面白かった順番。 ランキングつけるのは楽しいからってだけなんですが、つけ終わってあらためて感じるのはランキングって不毛!ってことに尽きます。 だって公開中の数十とか数百とかの映画から見たい作品…

僭越(SEN-ETSU)1 〜 2012年の映画

お金も仕事もロクにないのに、足しげく映画館に通った今年でありました。 僭越ながら今年観た新作映画に順位をつけるとこんな感じ。 ☆ 1.KOTOKO 2.キツツキと雨 3.ドラゴン・タトゥーの女 4.おおかみこどもの雨と雪 5.哀しき獣 6.桐島、部活やめ…

たけしさんの夢

俺は自転車を漕いでいた。子供の頃から数百、数千回と通ったはずのその歩道には、まったりとした温和な陽光が射し、街路樹によるものか、それとも信号機や電柱のせいなのか、時折影が頭上をよぎった。 視界に映る景観からして、この季節が春の真ん中か秋の始…

炸裂(SAKU-RETSU)5

和デ歌ジ山(WADEKAZIYAMA) SAKU−RETSU 5 06:27 SHINAGAWA 08:08 NAGOYA 11:39 KII-KATSUURA 生物分類上は、イルカとクジラに差はない。(マジで?) イルカが、かわいげに撮れるアングルは少ない。(マジで) 笑ってら(多分)。 橋…

挑発(CHO-HATSU)5

「去(い)った夏」 ゆきさん 貴女のことが大好きです 全くそのお年を感じさせない 美しい肢体 髪に触れただけでもれる吐息 艶やかな長い黒髪 その清楚な容姿から想像できない 喘ぎ声 ふっくらとした唇で大胆に 僕のそれを愛撫する様 すべてエロチシズムを感…

炸裂(SAKU-RETSU)4

第十八共徳丸 鹿折唐桑,気仙沼 炭酸ランキングに異変が! 長らく一位の座にあった三ツ矢サイダーが、遂に一位の座を受け渡す。 そのマスカットサイダー、最高につき。 鹿折復幸マルシェ,気仙沼 八幡神社 松崎中瀬,気仙沼 俺ら岬の 灯台守は 妻と二人で 沖…

挑発(CHO-HATSU)4

GOLDEN WEEK was GOLDEN. 1〜26.モザイク/27.金環日食

炸裂(SAKU-RETSU)3

南下南下南下南下・・・ 沖 縄 炸 裂 1.富士山Ⅰ/2.シーサー/3.ステーキⅠ/4.魅川憲一郎/5.首里城公園/6.富士山Ⅱ/7.飛行機/8〜12.沖縄自動車道/13.名護のバス停/14.名護の少年/15〜20.結婚式前の光景/21〜23.かりゆしビーチリゾート/24〜26.名護の…

挑発(CHO-HATSU)3

CHO-HATSU 3 the bottom of the newest Tokyo ねえねえねえ、夜のかみさまって知ってる? 夜のかみさま? そう。夜のかみさま。 なあに、それ? だれにもいわない? うん。いわない。 ほんとに? ほんとに。 ほんとにだれにもいわない? いわないよ。 じゃあ…

志望の残り香

子供の頃から有楽町や銀座にはよく連れて行ってもらったが、銀座でも中央通り以東に行くことは稀だった。 小学校中学年の頃か、大好きだった『ポリスアカデミー』を観るために父親がシネパトスへ連れて行ってくれたことがあったが、歌舞伎座を見たのはその日…

炸裂(SAKU-RETSU)2

俺はDVDを返さなくてはいけない。 炸裂2 〜one year after the SAKU-RETSU 「お前は、もう、大丈夫なのか?」 久々に会ったお前は、開口一番俺にそう訊いた。 「お前は、もう、大丈夫なのか?」と。 「ぜんぜん大丈夫とも言えるし、ぜんぜん大丈夫じゃな…

追憶のハイウェイ第三京浜

あの日の朝。たしか8時ぐらいだった。 2階建てアミューズメント施設の屋上に機材車を停めて、さらに機材車の屋根に三脚を据えて、地上にいる出演者や着ぐるみが「たいそう」をしている様子を俯瞰撮りしていた。 カメラマンの足場は狭く、少し風が吹けば三…

君の声、僕の耳

会社からの帰り道、左の眼と右の眼がまるで斜視にでもなったかのようにチグハグした感じをおぼえ、さらに耳に聞こえる音も「池」を介してから聴覚に届くような気持ち悪さがあった。 そんなことが1月の初めから二週間もつづいた。 度数を変えたばかりのコン…

挑発(CHO-HATSU)2

挑 発 1.渋谷Ⅰ/2.渋谷Ⅱ/3.鳥のフン/4.高輪台の月/5.エアコン/6.チャキ・ネック裏/7.第二京浜Ⅰ/8.ゲームセンターⅠ/9.青物横丁Ⅰ/10. 青物横丁Ⅱ/11.青物横丁Ⅲ/12.青物横丁Ⅳ/13. 青物横丁Ⅴ/14.中華街の入り口/15.柳/16〜19.コンビニエンスストア/20.ファミリーマ…

残雪な睦月の1DK

「この部屋、たいへん陽当たりがいいんですよ」 と言いながら、嬉々として年配の大家さんは案内してくれるのだけれど、部屋の裏手には一週間前に降った雪がどっさりと残っていた。 「雪・・・残ってますよね」と言ってみても、 「あんなに降ったの久しぶりで…

イボと修理代

秋から治療している痔の具合はなかなか改善されず、薬代もバカにならないしさすがに滅入る。 痔の薬以外にも、乾燥する気候によって加速した痒みを抑える薬、さらに禁煙外来で処方されたチャンピックスも相変わらず飲んでいる。 常用している薬が、ここのと…

炸裂(SAKU-RETSU)1

SAKU-RETSU!!!! SAKU-RETSU!!!!!!!! SAKU-RETSU!!!!!!!!!!!! 1.レーダー/2.東北自動車道/3.すき焼き/4.六本木通りⅠ/5.日和大橋・車窓から/6.エイタくん/7.原宿の月/8.六本木通りⅡ/9.住之江の工業地帯/10.標識/11.カジくんとパツコ/12.滑走路/13.餃子屋/14.六…

挑発(CHO-HATSU)1

1.品川ふ頭/2.エイト/3.日和山公園より臨む石巻沿岸部/4.音楽室Ⅰ/5.新宿京王デパート/6.せんぽ病院窓/7.音楽室Ⅱ/8.入港(品川ふ頭へ)/9.大阪住之江のマクドナルド床/10.音楽室Ⅲ/11.メロン箱/12.中国新聞号外/13.点滴/14.音楽室Ⅳ/15.病室のテレビ/16.12月21…

追憶のハイウェイ東北・「ONCE AGAIN」

4/12「ONCE AGAIN」 ■栗原市のホテルをチェックアウト。余震が集中したこの時期、寝る時間を惜しんで働きまくってくれたホテルのスタッフとも今日でお別れとなる。 ■今日も栗原から石巻を目指す。 ■相変わらずチンサムロードは多い。 しかし、昨日デコボ…

追憶のハイウェイ東北・「時代は変る」

4/11「時代は変る」 ■2004年3月26日。『ニュースステーション』の最終回で、久米宏は自分が「民間放送(民放)を愛している」と述べ、その理由を「国民を戦争にミスリードしたことが一度もないから」としている。 ■日本の民間放送は戦後から始ま…

追憶のハイウェイ東北・「夢の中」

4/10「夢の中」 マツダ・プレマシー、2000cc 田町のマツダレンタカーで借りて 目黒のファミマでおにぎりや飲み物を買って 「悲しみの果て」に来た。 ○ 【余震、死者3人に 東北けが283人】 宮城県で震度6強を観測した東日本大震災の余震で、9日…

追憶のハイウェイ東北・「サイケな恋人」

4/9「サイケな恋人」 ■ホテルのロビーには石油ストーブが置かれていて、やかんが焚かれている。そのお湯を客は使っていいことになっていて、ゆうべ、僕らもそのお湯で持ってきたチキンラーメンを食べた。チキンラーメンがこんなに美味いとは思わなかった…

追憶のハイウェイ東北・「働く男」

4/8「働く男」 ○ 【耐えれば必ず強い人間になれる】 記憶も生々しい28日目。「第1次」に比べれば被害は小さいけれど、亡くなった方もいる。お悔やみ申し上げます。自然というヤツは、時を選ばず、こっちの都合を考えず牙をむく。 7日午後11時32分は総務…

追憶のハイウェイ東北・「ガストロンジャー」

4/7「ガストロンジャー」 ■起床。コアラと僕はそれぞれ休憩室で歯磨き。この施設は給湯器もあり、温かいお湯で洗顔できた。一服するとやがて狼がレンタカーでやって来た。 ■Aさんとも合流。登米での用事が終わってから、まずは南三陸町へ向かう。 ■南三…

追憶のハイウェイ東北・「****」

【追憶のハイウェイ東北】と題された記事は、震災からおよそ一カ月後、仕事の用事で訪れた宮城県滞在時の日記です。 あくまで第一に自分自身の「備忘録」として、主観や個人的な感想、あるいは想像を主軸に記述していきます。いくらかパブリック(とされる)…

拡散すべき歌!

311を過ぎて、すべての表現が一気に意味を変えてしまった気がする。 だけど誰かの歌に耳を澄ます感覚が鈍磨したのかといったら、それには断乎NOを答える。 神経がビクついて歪曲して震えながら泣いている今だから、ギンギンに感じられる声がある。言葉があ…

3月6日未明

Q自分のことをフツーだなぁと思うのはどんな時ですか? 束芋●現代美術家 下世話な噂話が大好きである、 メールした相手から返信がなかなか来ないと、 落ち着かず、クヨクヨしてしまう。 日曜日、『笑点』が観られることが嬉しい…etc. 私という人間はフツー…

別の感情 (3/3)

【サイヤクの宴】sideB-3 葬儀場からの帰り道、係の男性がワンボックスで町内会館まで僕たちを送ってくれた。この葬儀場のシステムとして、飼い主の「迎え」と「送り」は必ず含まれているのだという。 うちの両親と同じかそれよりも年配のこの男性は、ペット…

別の感情 (2/3)

【サイヤクの宴】sideB-3 「ごめんね」をさんざん繰り返しながら、やがてすぐにその言葉の対象を見失う。 生きて言葉を発せる俺と、焦げた沈黙のお前と(そもそもお前は言葉を知らないはずだし)、その対置にふと気づき、俺の言う「ごめんね」は空々しいギマ…