犬飼いはカーディガンを好まない

■次のロケ先が京都・福知山に決定。それまでにCD制作についてやれることをやっておかなければ。


■仕事上で指摘されることと、普段友達に言われることが全く真逆であり、もしかしたらそれが仕事を続けていく価値なのかもしれないとおもう。体力があるうちはどちらかを都合よく信じたり選択すべきではない。どれもこれもがたった一人の人間に対する評価だし、どちらにも耳を傾け、あまりに不調になったらシカトやエスケープすべきなのだろう。

■立ち読みした『SWITCH』のオダギリジョーを見て、あらためて色気と奇怪さに感心していたら着用していたのがアンリアレイジのカーディガンだった。


■犬を飼っている人間は、少なくとも僕はセーターとかカーディガンを着ることにすごくためらいがある。どうせ犬の毛がまとわりついてしまうのだ。


■モッチはアンリアレイジのDMを最近いつも送ってくれる。それがとてもうれしい。今度の展示会はずいぶん長い期間やるようなのでぜひ行きたい。


■ダニというのは梅雨時期のものだとおもっていたが、夏が終わった頃がピークらしく腰とへその横と金玉まで刺されてしまった。朝から金玉が痒くて仕方がないのに、すぐにダニと断定できる=病気の可能性がまったくないのが悲しい。ずっと会社でアソコを掻いていて居心地が悪かったので(僕も、きっと周りも)ロケ用に会社に置いてあったムヒを塗ったら死ぬかとおもった。年々デリカシーに欠けていく僕でも、まだ金玉はデリケートなんだな。金玉にムヒを塗ってはいけないんだな。覚えておこう。


■渡欧前の黒ちゃんからメールがくる。あまりに真摯に曲のことを考えてくれていて頭が下がる。情熱がたぎる。


■金玉の話の前にモッチ、後に黒ちゃんについて記述してしまい本当に申し訳ない。


■Iさんと犬を散歩させていて「なんでこいつらはこんなに電信柱を嗅ぐんだろう」という話になった。口にしなかったが、もしかして離散した親や兄妹を探しているのではないかと、ありもしないことを想像して泣きそうになった。季節の変わり目は想像力とダニが豊かだ。