解散までの閑散

■親が録画してあった『すべらない話』を観る。どれも面白かったけど、翌日以降、栃木弁の人の「とんぼの首がとれた話」しかおもいだせない。


■先週末の夜、喫茶店で喋った黒ちゃんがあまりにも求道的でたくましかった。
たとえばラフなコード譜が出来上がった場合、それを一人で聞きなおして反省して第二稿ぐらいのものをメンバーに伝え、そこから磨き上げてく感じが一番良いと最近感じる、三巡目、四巡目までいくと屁理屈っぽくなって荒削りな輝きが失せる、二千回ぐらい練り直せば別だけどね、と言ったら
「僕、最近二千回やろうとしちゃうんですよ」
と黒ちゃんが言った……。かっけー、そしておそろしい。


■この人とアルバム作りたいなあと強くおもう。


■1日、企画が流れてしまった件で新宿に挨拶に行く。お店に入るまでイヤなドキドキが続いていたが、僕を見るやいなや店長が笑顔で手をふってくれた。

■ベルクに行くと丁寧に生きたいとおもうなあ。


■バンドは解散の危機から逃れたが、もっと巨大な「解散」が新聞記事から毎日示唆される最近は、なんだか‘待ち’の状態。


何度挑戦しても上手く撮れないところがこの建物のすごいところだ。


■社内別班は世田谷ベースに行ったりしている。いーなー。しょうがないから置いてかれた者同士、『三文ゴシップ』のCDを使って遊んだりしている。‘肌色’なのにどうしても‘乳白色’と呼びたくなるジャケットデザイン。ギターの形っていうのは、くびれがあるから元来女性の身体に喩えられてきたが、女性がこんな風にしちゃったらよ〜鼻の下が伸びっぱなしだ〜よ〜。


■『労働者』がすさまじく、100sのアルバムがメチャクチャ欲しくなる。


■けっこう退社時間が早くって友達と飲める日がつづく。なんだか二日続けて「夫婦feat.俺」みたいな感じ。


■まずは中央区の鈴木夫妻。

■奥さんどこかぶっ飛んでいて、なのに地に足がついてる。あまりに文学少女感がつよい方で、やっぱり事前情報(出身大学とか勤務先とか)なんて人格を推測するのにな〜んにもあてにならないもんだね。マンガばかり読んでる旦那を置いてきぼりにしてまた小説の話しましょう。今後もお邪魔させてください。


■部屋のいろんなものにアップルのシール張っつけててジャーも冷蔵庫も廉価パソコンも全部アップル製になっていた。


ファイナルカットに堀江のこれまでの素材が取り込まれてて酩酊状態で眺める。入院した頃は小春日和でほんとに天気がよかったのだな。梅雨空の白金で奴は何を考えているのだろうか。RCの復刻本を送ったが、なんのメールもなくって少し心配。お礼もよこさないところが堀江らしくもあるのだが。


■つづいて北区の村上夫妻。


キャスターマイルドマイガール’改め‘マルボロウルトラライツ、新妻ガール’。


■「未来さんに紹介できるいい人がいなくて…」という言い訳を繰り返すこの女性は、中村君にだけちゃんと‘いい人’を紹介したのでした。


■村上さん素敵だ。33歳初婚。ちょっと憧れる。学年的には4コしか違わないのだが村上さんが好きだったとおっしゃっるAV女優さんの名前がわからない。マニアックなジャンルの女優じゃないですよね……?


大学時代の友人の中でもっとも全身から薄幸のオーラを出していた女性が、こんな幸せな顔で写真にうつれるようになるとは・・・・・・涙を禁じえない(嘘)。
またね!


■解散まで閑散としてるのでボスに「夏休みとれば?」とちょっと怒り気味に言われる。というわけで明日から水曜日までサマバケ。人生でもっとも早い‘梅雨明け前の夏休み’がジメジメと始まる。