次第にこの町が好きになる






■関西弁で一番好きなのは「許されへんねん」だ。「許せへんねん」ではなく「許されへんねん」が好きだ。
「許せへんねん」は明らかに主語が発言者であるが、「許されへんねん」の主語はちょっと‘神の気配’がする。神様とか仁義とか社会とか時代とか‘ドデカイ何か’が許してくれないようなニュアンスがあって凄みがある。これは標準語には訳せない。好きだ「許されへんねん」。


■20代後半になると筋肉痛が運動をした2,3日後にくるとか、そんな‘老い’を語る人が多くいるが、僕の場合筋肉痛は今も昔も当日くる。ただ単にそもそもの筋力がないからだとおもうが早朝から市場を歩いたりカメラを持ってたりで体中がずっと痛い。


■睡眠不足も手伝ってフィジカルの疲れが日に日にたまっていく。その分メンタルの疲れがない。余計な憂鬱なことを考える余裕がない。


■相変わらず‘京都有線ディスコ’にいる。
夕方になると最新ヒットチャートのチャンネルがランダムなリクエストチャンネルに切り替わる。有線をずっと聞いていると「シーン」というものがわかる。わかったような気になる。自分の趣味性では好みでない歌手やミュージシャンも、なんでこの人に居場所があるんだかがわかる。
群青日和』が流れたとき、あらためてこの歌手の凄さを思い知った。日本で一番‘声がハウリングしている女’だ。たまらない。



■昨日、有線から唐突にたけしの『浅草キッド』が流れて完全に仕事モードがオフにはいった。有線は常に唐突だ。無意識の琴線を不意に突いてくる。
近所の神社まで散歩へいって一服した。









■ゆうべサックマンや八さんと電話。
八さんから鼻声であることを指摘される。まいったな。やっぱりそうか。
たばこを減らそう。「たばこ、たばこ、たばこ、たばこ」を「たばこ、ヴィックス、ヴィックス、たばこ」ぐらいにしよう。


■それにしても僕の留守中でさえサックマンと八さんに全てのシキリを任せるメンバーというものに不信感を覚える。会社や友達間でこんな態度でいたら、普通「許されへん」のではないか。


■今日取材中、堀江からメールがある。


■布由ちゃんに子供が産まれた!

京都府向日市。猫と子供と竹の多い町。