拡散すべき歌!
311を過ぎて、すべての表現が一気に意味を変えてしまった気がする。
だけど誰かの歌に耳を澄ます感覚が鈍磨したのかといったら、それには断乎NOを答える。
神経がビクついて歪曲して震えながら泣いている今だから、ギンギンに感じられる声がある。言葉がある。歌がある。
ダイレクトな被災をこうむったわけでない東京に居たって、みんな働くこと・移動すること・食べることにふとした瞬間、妙な虚しさを覚えるはずだ。
だからこそ今、これまでの人生がそうだったように、歌に生かされたい。
(みんなもそーでしょ!!??)
以下の歌を、これだけ感じまくれるキッカケを与えてくれた神様に、中指突き立てながらお尻ペンペンしてファッキューと叫ぶんだ。
・悲しみとは絶対に受動的なもの。それでも素晴らしい日々を送っていくことをロックンロールは強要する。
エレファントカシマシ「悲しみの果て」
・あなたがそう言ってくれるなら泣かないで済むかもしれない。
安室奈美恵「Baby don't cry」
・直近のリリースが全て不毛にさらされ唾棄されていく中で、逆に深化してしまう場合もある。
歌ってる場合ですYO!ライムスター「そしてまた歌い出す」
・原発を茶化し平和を願う88年リリースのRCサクセション「カバーズ」は預言の書だった。
KINGもGODもいない明日なき世界で狂ったフルートが鳴り続ける。
忌野清志郎「明日なき世界」
・ヤサホーヤ、リマインデッド2011。
ソウルフラワーユニオン「満月の夕」
・人はざあざあの雨に濡れながら神を恨む。
ボブディラン「激しい雨が降る」
・日本人であることに悶え嘆きながら、日本人であることに全身全霊肯定を試みる。
中島みゆき「ファイト」
・救いはあるだろか。みんなで歌うことだ。
フォーククルセイダース「悲しくてやりきれない」
・ディランみたいに打ちひしがれたかった。
桑田佳祐「激しい雨が降る」
・@pori195さんの選曲
どんなにでかいニュースがあっても、暗い部屋で震えるしかないひとりぼっちの孤独と、残酷なまでに自由な想像力の羽根。
イエローモンキー「JAM」
・皮肉でもデフォルメでもない。なぜか2011年、この歌は直喩の歌に化けた。
ザ・ブルーハーツ「旅人」
・全てのブルースは全ての哀しみに通低する。
憂歌団「嫌んなった」
・さすが秋元。やりよる。
とんねるず「一番偉い人へ」
・@samurairock365さんの選曲
飛鳥にしか見えない荒野が、今ははっきりと見える。そして飛鳥はステージに登場する際、いい顔で客を指差す。
チャゲアス「太陽と埃の中で」
・国民的とはこういうことだ。
スマップ「俺たちに明日はある」
・チャボの声が聞きたい。チャボに泣かされたい。
麗蘭「時代は変わる」
・おい、何が起きてるんだい??
2011年、日本人全員が日常レベルでマーヴィンと共振できるという不幸な奇蹟。
マーヴィンゲイ「ワッツゴーインオン?」
・いつかもう一度海を好きになる。
UA「プライベートサーファー」
・寒すぎる。だから君の声をほしがってる。
奥田民生「野ばら」
・神様、お前は何様ですか?
ウルフルズ「暴れだす」
・拝啓、ジョン・レノン。想像するのがしんどいです。
真心ブラザーズで二曲「拝啓、ジョン・レノン」そして「明日はどっちだ」
・拝啓、ボブ・ディラン。いつまで風に吹かれてるんですか。いい加減答えを教えろ。
桑田佳祐「風に吹かれて」
・風が騒ぐ夜はうちに帰りたくない。よっちゃんといたい。
よっちゃんによるボ・ガンボスのカバー「トンネルぬけて」
・テレビってこんなに楽しいものだった。
ユニコーン「スターな男」from「夢で逢えたら」
・間にあうかも知れないし、間にあわないかも知れない。自由なのかも知れないし、不自由に違いない。
吉田拓郎「まにあうかもしれない」
・「明日なき世界」で始まる「カバーズ」は、この「イマジン」で終わる。
ヘイ、ボス。お願いだからこの世に戻って来てくれないか。
・国民的とはこういうことでもある。
Bank band feat.桑田佳祐「希望の轍」そして「奇跡の地球」
・おやすみなさい。ただただあなたに、おやすみなさい。
奥田民生による陽水のカバー「最後のニュース」
・この冬が終わるまで。何かを信じて生きてみよう。
財津和夫「サボテンの花」
・絶望が痛い。
ジョニーサンダース「サッドバケイション」
・おい、みんな、ファッキン兄弟とか友達とか家族とか、大事にしろよ。
オアシス「スタンドバイミー」
・強く、確かな、日本語の歌を。
さだまさし「風に立つライオン」
・手を叩け。愛を呼べ。
ドラゴンアッシュ「陽はまた昇りくりかえす」
・生きたい。与えたい。孤独の旅路を踏破したい。
ニールヤング「孤独の旅路」
・きっと山口隆の歌は凄味を増す。はっきり言って期待している。
サンボマスター「歌声よおこれ」
・No futureな今、パンクとは現実だ。
椎名林檎「時が暴走する」
・火事に遭った時、後輩からもらったiPodにこの歌が入っていて、深く泣いた。
ボ・ガンボスとソウルフラワーのセッションによる「夢の中」
・向井キモい。優しい。かっこいい。抱かれたい。
向井秀徳「守ってあげたい」
・季節に向かって命令形で物を言える歌手もいる。マジで早く来い。急いで来い。
松任谷由美「春よ、来い」
・@Nachilibreさんの選曲。
誇り高き獅子たちよ、立ち上がって笑いながら余裕しゃくしゃくでアンセム鳴らそうぜ。
スカパラ、ボーカルは伊藤ふみお「Pride of Lions」
・ヘドウィッグならわかってくれる。どんな悲しみも、やるせなさも、寂しさも。
・甲斐よしひろの昂るボーカルは過剰だ。だからこそ今、耳ヲ貸スベキ。
「風の中の火のように」、そして「ヒーロー」
・なんかこの国全体が長い悪夢にうなされているようで。
ビリーホリデイ「奇妙な果実」
・そしていま懐メロのようにyoutubeから流れてくるあなたの声はとても優しいよ。
ジョンレノン「マインドゲームス」
・中学の頃、落ち込むといつも聴いてた。
B'z「あいかわらずなボクら」
・誰かがどこかで私だけの死者を自責の念に駆られながら見送っている。
川本真琴「ほんとうのはなし」
・転がりまくってそれでもお前めがけて光を照らすのだ。
ローリングトーンズ「シャインアライト」
・こんな時にミスチル聴いたら弱くなる?んなことない。強くなる。
ミスターチルドレン「いつでも微笑みを」
・激情を包み込むポップスはすごい。耐えがたき号泣を掌握できるシンガーはすごい。
ドリカム「朝がまた来る」
・こんにちはの数だけさよならがある。だからさよならの数だけこんにちはがある。
ビートルズ「ハローグッバイ」
・最後は水谷八さんの選曲。
塚本功「なんてことないことさ」
そうだよ、なんてことないさ。そうだよね?