そんな季節
■花見できなかったヒガミも込めて、葉桜ってけっこう好きだ。ピンクと幹の深い茶色と黄緑って、色の調和がいい。
■いよいよセリの地方赴任が決定。急に時間が出来たので、急にメールをしたら飲む時間が取れた。セリとこういうの久しぶりだな。セリが結婚してから初めてなんじゃないか。
■こういう時こそ15年間振り返り的な会話になるかと思ったけど、朝青龍とスノボ日本代表・国母の話に終始したような気が。いや、あと結婚願望の話もしたか。サックマンのせいで余計に結婚願望が無くなった渋谷の夜(゜レ゜)\(゜ロ\)(/ロ゜)/(゜レ゜)
■誇大表現でなく人生の半分以上、友人をしてきたセリがこのタイミングで東京を離れるというのは自分にとって小さくない出来事だ。
何曲のJ-POPやロックンロールに共にときめいただろう。いくつの小説の感想を語り合っただろう。何本の映画を賞賛しあっただろう。もうそれはとても振り返れない。
■僕よりセリのほうが大学を卒業するのが一年早く、当然卒業後の進路を考えるのもセリのほうが早かった。結局、社会人になるということと対峙しまくったセリからバンドを辞めたいと伝えられ、ほとんど会う機会もなくなった。
■所属しているバンドもなくなりサークルも辞めた頃、周りはどんどん就職にシフトして行き、キャンパスでも常に何か物悲しさを感じていた。そんな折、卒業式のタイミングでまた人前で歌うことになった。その時、付け焼刃のバンドを作るために誘ったのが八さんで、俊で、パツコで、要するに今のバンドだ。
■僕も大学を卒業してからいろいろあって、卒業してもバンドという器を無理やり残すことでしか他人との接点がほとんどないような毎日で、なんとか初めての仕事が見つかった。仕事を始めたらバンドも伸び伸びとできるようになった。セリと二人でやっている頃には感じられなかった音楽の開放感があった。
■その頃セリと久々に(確か新宿で)飲んで、気づいたらどちらも社会人で‘社会’というものが思ってたより‘おっかなくて堅苦しいもの’でなかったことに拍子抜けしていた。多分その日、勢いでもう一度バンドに誘った。
■火事の時も真っ先に手伝いに来てくれたのはセリだった。高校の頃、夜中サザンテラスのあたりでアコギの練習を二人でしたりしたけど(考えてみたら免許もないあの頃その時間に楽器をどうやって運んだ?)そんな写真も全部燃えてしまった。だけど十代の印象的なシーンとしてはっきりと思いだせる。
堀江が一日手伝ってくれる。段ボールをまとめるのが上手。回収した段ボールを川崎で売って生計を立てるらしい。
■トイレ施工は夜から来てくれたミヤコーにお願い。業界外でナンバー1クラスの取り付けの早さ。ビデなども入念にチェックする盤石ぶり。生ビール2杯、ギネス4杯ぐらい飲んだ後だったのにさっさとやってくれた。イングランドのワーキングクラスってこんな感じなんじゃないか、きっと。
新しく買ったコンポから初めて流れたのは『青山ロックンロールショー』。
忌野清志郎 青山ロックン・ロール・ショー2009.5.9 オリジナルサウンドトラック
- アーティスト: 忌野清志郎,RCサクセション,ザ・タイマーズ,忌野清志郎&2・3’S,忌野清志郎 Little Screaming Revue,忌野清志郎+坂本龍一
- 出版社/メーカー: MILESTONE CROWDS
- 発売日: 2009/07/29
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 44回
- この商品を含むブログ (15件) を見る